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翼を広げて:IOTY 2020アジア・パシフィック地域最優秀賞受賞者がミクロの世界の美しさをシェア

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Olympus Global Image of the Year Award 2020アジア太平洋地域最優秀賞の受賞者、XinPei Zhang氏

私たちは日々、自分の目で世界の美を見つめていますが、2020 Global Image of the Year(IOTY)の受賞者たちは、非常に小さな世界に美しいものがあることを知っています。 顕微鏡への愛でレンズの下の芸術的な細部を捉えることによって、受賞者たちは素晴らしい芸術作品で注目を集めました。

そのうちの一人であるアマチュア写真家XinPei Zhang氏は、40種を超える蝶の羽から採取された鱗粉の目を見張るような画像で、2020 IOTYアジア太平洋地域最優秀賞を受賞しました。 ミクロの世界の美を撮影することへの興味について、XinPei氏に詳しく話を伺いました。

Olympus Global Image of the Year Award 2020アジア太平洋地域最優秀賞の受賞者、XinPei Zhang氏

Olympus Global Image of the Year Award 2020アジア太平洋地域最優秀賞の受賞者、XinPei Zhang氏

顕微鏡を使った自然写真家としての翼を広げる

XinPei氏は中国四川省の雅安市出身です。 緑の山々と澄んだ水にあふれる場所で、自然が彼の心をとりこにしています。 彼は言います。「もっと多くの人が自然環境や環境保護に注目するといいと思います。 健康で幸せな生活を送るには、自然を保護するしかありません」

自然に対する人々の関心を引くため、XinPei氏が道具として選んだのはカメラではありませんでした。 代わりに、撮影に多くの年月を費やしてきたオリンパスの顕微鏡を使用しました。 撮影装置としての顕微鏡に引き込まれた理由を尋ねてみました。

XinPei氏によると、顕微鏡の最も魅力的な面は、肉眼では見えないミクロの世界が見られることだそうです。 顕微鏡を通して世界を見ることで、この世に対する人々の洞察と理解が広がってほしいと彼は願っています。

ミクロの世界のプロジェクト:蝶から砂まで

彼が手掛けるミクロの世界のプロジェクトの1つが、受賞した蝶の鱗粉の画像です。始めたきっかけは、友人がたくさんの美しい蝶の羽の試料をくれたことでした。 きちんと保存せずにカビが生えたり傷ついたりしたら、非常に残念だと考えました。

レンズの下に広がる美しさを永久保存するため、40種を超える蝶の羽から鱗粉を採取し、オリンパスの顕微鏡で撮影した後、並べ替えて芸術作品に仕上げました。 XinPei氏は言います。「このプロセスで、私はミクロの世界の不思議を目の当たりにして驚きました!」

顕微鏡で見た蝶の鱗粉

XinPei Zhang氏が撮影した2020 Global IOTYアジア太平洋地域最優秀画像。 さまざまな蝶の羽から採取した鱗粉を並べ替えて芸術作品に仕上げられている。

この作品で、XinPei氏はOlympus Global Image of the Year Award 2020アジア太平洋地域最優秀賞を受賞しました。 このコンテストは、世界の60を超える国と地域からおよそ700人もの専門家を引き付けました。 XinPei氏はアジア太平洋地域最優秀賞を受賞した初の中国人です。

地域最優秀賞の賞品は、XinPei氏にとって有意義なオリンパスCX23正立顕微鏡でした。 オリンパスライフサイエンス部門のJin Kai氏が賞の贈呈を行いました。

「オリンパスの顕微鏡は中国国内のたくさんの研究室で見かけます。 この新しいオリンパス顕微鏡を使う機会が持てて光栄です」XinPei氏はオリンパスCX23顕微鏡を試しながら話しました。

Olympus Global Image of the Year Award 2020から授与された顕微鏡を持つXinPei Zhang氏

オリンパスライフサイエンス部門のJin Kai氏(左)と2020 IOTY地域最優秀賞の賞品CX23正立顕微鏡を手にするXinPei Zhang氏(右)

画像の背景にあるメッセージについて尋ねると、XinPei氏は嬉しそうに答えました。「息子が自然の驚異を見られるように、見事なミクロの世界を示したいのです。 同時に、顕微鏡から見える美をより多くの人に伝えて、自然に注目してもらいたいです」

この言葉は、私たちがGlobal IOTY Awardを開始した理由で、顕微鏡画像を新しい視点から眺め美を称え、多くの人と共有することを浮かび上がらせます。

インタビューの際、XinPei氏は世界中の砂を使った新たなプロジェクトの画像も熱心に示してくれました。 オリンパスの顕微鏡で覗くと、小さな砂粒が数倍に拡大されて宝石のように輝いています。 画像から、この世と芸術に対する彼の愛情が感じられます。

顕微鏡で見た砂

XinPei Zhang氏が顕微鏡で撮影したアラスカ州ポイントスペンサーの砂

2021 Global Image of the Yearコンテストに参加しましょう

XinPei氏が語ったように、顕微鏡観察は世界を眺める新たな視点を与えてくれるので、人々が自然環境をよく理解できるようになります。 2021 IOTYコンテストに皆様のとっておきの画像(3作品まで)を応募して、独自の視点を届けてください。

楽しいイメージングと幸運をお祈りします。

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Staff Writer

Rebecca氏は、Olympus Scientific Solutionsのスタッフライターです。Endicott Collegeでジャーナリズムの学士号を取得し、科学および産業におけるトレンドとテクノロジーについて執筆しています。オリンパスのエンジニアや科学者と密接につながって仕事をし、最新のレーザー走査型、超解像、多光子、正立型、実体、倒立型の顕微鏡システムの他、最先端の光学系、カメラ、ソフトウェアについての記事を書いています。細胞学、病理学、教育など、数多くのアプリケーションにおけるオリンパスの最新の状況を知るためには、彼女の記事を読んでください。

2021年11月4日
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