倒立顕微鏡は、ライフサイエンス分野でさまざまなイメージングに利用できる重要な研究ツールですが、特に細胞解析に適しています。オリンパスの倒立顕微鏡は、高度な画像取得技術により、蛍光や明視野イメージング法を使用して研究目的に合った細胞観察を可能にします。 基本的なライフサイエンス用途から、超解像、FRAP、TIRF、または共焦点顕微鏡ソリューションに特化した複雑なシステムまで、当社の幅広い倒立顕微鏡は研究の視野を広げるお手伝いをします。正確で精密なイメージングを提供するために設計された、人間工学に基づく数々の顕微鏡からお選びください。 | Related Videos |
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倒立顕微鏡は正立顕微鏡と似ていますが、逆さまの構成で部品が配置されているため、「倒立」顕微鏡と呼ばれます。正立顕微鏡では、透過光源やコンデンサーレンズがステージや標本の下にあります。倒立顕微鏡では、コンデンサーレンズや透過光源は標本の上にあり、対物レンズ、蛍光光源、ミラーターレットは標本の下にあります。
倒立顕微鏡の部品配置は、光を上から照射し、像を下から観察するためのものです。そのため、倒立顕微鏡はガラス製フラスコやペトリ皿などの細胞培養容器の底に付着したサンプルの観察に適しています。
研究用の倒立顕微鏡では、透過光路と落射光路の両方を使用して、正確な細胞観察や解析を行うための高倍率レンズを使用します。多くの倒立顕微鏡には固定ステージがあり、サンプルにピントを合わせるために高倍率対物レンズを垂直軸に沿って動かせます(サンプルをレンズに近づけたり離したりできます)。ピントを合わせたら、オープンフレーム型顕微鏡の接眼レンズでサンプルを観察することも、カメラ付き顕微鏡を使用する場合はコンピューター画面で観察することもできます。
前述のように、倒立顕微鏡では、透過光源とコンデンサーレンズがステージの上に下向きに配置され、対物レンズやターレットはステージの下に上向きに配置されています。IXplore™ StandardやIXplore Proシステムなどのオープンフレーム型倒立顕微鏡は、ニーズに応じてシステムの適合やカスタマイズを考えている研究室に最適なソリューションです。TIRF照明やスピニングディスク型共焦点モジュールなどのマルチモーダルソリューションと連動し、柔軟なイメージングオプションを備えています。通常、蛍光イメージングにオープンフレーム型倒立顕微鏡を使用する場合は、室内光からの干渉信号を避けるため、専用の暗室が必要になります。
専用の暗室を用意できない場合は、ボックス型のオールインワン蛍光顕微鏡(APEXVIEW™ APX100デジタルイメージングシステムなど)が最良の選択肢です。オールインワン蛍光顕微鏡はボックス型フレームを持つ自動リサーチ顕微鏡で、明るい部屋でも暗室不要でイメージングが可能です。高度な蛍光システムや共焦点システムの設定にありがちな複雑な手順が自動ワークフローによって軽減され、コンパクトで多用途に対応するこの顕微鏡はラボや共通機器施設のほぼどこにでも設置できます。
ソリューションベースのオリンパスIXplore顕微鏡IXploreシリーズの各システムは、特定の研究用途に合わせて設計されているので、目的を効率的に達成しやすくなります。 | Related Videos |
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生細胞イメージング用シリコーンオイル浸対物レンズ生細胞を観察するとき、適切な対物レンズを使えば鮮明に見ることができます。このビデオでは、細胞や組織観察の際に、シリコーンオイル浸対物レンズで高精度かつ高分解能の像を得る方法をご覧いただけます。 | Related Videos |
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