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新着情報

2021年 2月 03日

3次元細胞解析ソフトウェア「NoviSight」を全世界で発売

生体環境に近い3次元細胞モデルの観察・解析が可能

オリンパス株式会社(社長:竹内 康雄)は、これまで米国限定で先行販売を行ってきた、3次元細胞解析ソフトウェア「NoviSight」を全世界で発売します。ライフサイエンス研究の中でも、特に創薬研究分野において、「NoviSight」によって提供される情報は、細胞アッセイから動物実験やヒトでの臨床試験までにわたる研究プロセス全体の改善につながります。

今回発売した「NoviSight」は、共焦点レーザー走査型顕微鏡「FV3000」シリーズなどと組み合わせて使用する3次元細胞解析用ソフトウェアです。細胞集塊であるスフェロイドを3次元で観察・解析し、薬剤の影響による細胞の生死や生存比率などを定量的に評価できます。また、多数のサンプルで同時にアッセイが可能なマイクロプレートを利用した実験系での統計的なデータ解析にも対応し、使用する薬剤の種類や濃度を変えた際の効果を簡単に比較できます。さらに、画像データと定量データが常に連携しており、散布図やヒートマップ、グラフなどの解析結果と観察画像を紐付けて確認できるため、ユーザーの効率的な作業に貢献します。

●主な特長

  1. 3次元細胞解析により、研究プロセスの効率化を実現
  2. データを連動して見られるかつ自由自在なインターフェースで効率的な作業に貢献
  3. 多様な観察手法と組み合わせた活用が可能

NoviSight

●主な特長の詳細

1. 3次元細胞解析により、研究プロセスの効率化を実現

オリンパスは、3次元イメージング技術と強力なアルゴリズムを組み合わせて、3次元細胞モデル全体を3次元で分析できるソフトウェアを作成しました。 FLUOVIEW FV3000システムなどのオリンパス共焦点レーザー走査顕微鏡で使用することが可能な、「NoviSight」は、細胞集塊全体から個々の細胞核までの画像解析が可能です。このソフトウェアのTrue 3Dは、マイクロプレートの複数の画像から、正確な形態データと、成長抑制や細胞生存率などの薬剤の効果を定量的に分析する機能を提供します。さまざまなパラメーターを簡単かつ正確に測定できるため、研究者は、成長を抑制した、増殖した、または消滅した細胞の数を数えることができます。また、さまざまな濃度のさまざまな薬剤の効果を、簡単に比較することも可能です。
 

 3次元細胞解析

2. データを連動して見られるかつ自由自在なインターフェースで効率的な作業に貢献

「NoviSight」は、解釈と検証のプロセスを容易にし、加速することができる実用的な機能を備えています。細胞認識、解析、統計などの結果を1つの画面で表示することができ、ユーザーは、定量データを散布図、ヒートマップ、またはグラフで確認できます。表示オプションのいずれかの点をクリックすると、対応する画像が自動的に開きます。サンプルの2次元ビューと3次元ビューを簡単に切り替えることができ、さらに詳細に分析するためのCSVまたはFCSファイルとして簡単にデータをエクスポートする機能も備えています。

3. 多様な観察手法と組み合わせた活用が可能

NoviSightは、全てのオリンパス製共焦点/多光子イメージングシステムで取得した画像の解析が可能です。多様な実験用途に合わせて、共焦点イメージングや多光子イメージングなどと組み合わせて活用いただけます。いずれのシステムを使用する場合でも、取得した3次元画像の定量化および解析を、本ソフトウェアで行うことができます。

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