製薬企業の研究部門では、動物実験の代替やより精密な効果を判定するための手段として様々な細胞モデルが使われており、近年特に生体組織を模したスフェロイドやオルガノイド・Body-on-chipと呼ばれる3D化したモデルが使われるようになってきました。そのため、オリンパスは従来の明視野での観察だけではなく、共焦点顕微鏡や多光子励起顕微鏡など標本を断層的に捉え3D構造の高精細な観察が可能なソリューションを提供しています。また、細胞モデル構築の準備のためには細胞の品質やその数を一定に保つ事が非常に重要であるため、細胞培養ソリューションも提供しています。さらには、薬効・薬理の解析のために組織切片の全体の画像を高速・高精細に取得し高精度に解析できるスライドスキャナー・解析ソリューションも提供しています。
創薬支援向けソリューション
フレームFV4000 - 革新的なダイナミックレンジで個体/組織レベルから細胞内微小構造のレベルまでマルチスケールのイメージング
- TruSpectral分光検出器による、最大6CHのマルチプレックスイメージング
- 固定細胞/生細胞のイメージングのために改良された高速・高解像スキャナー
- より深部まで、高感度でイメージングが可能な先駆的NIR蛍光イメージング
- SilVIRディテクター™により信頼性が高く、再現性が高い画像データを安心して取得
- 405nmから785nmにわたり業界最大*の最大10本のレーザーを搭載可能
*2023年10月時点、当社調べによる。 FV4000MPE - 高精細で定量的な画像データを簡単に取得
- 1つのサンプルからより多くの情報を取得
- サンプル深部の高速ライブイメージング
- 研究ニーズに合わせた高いシステム拡張性
APX100
APEXVIEW
APX100ベンチトップイメージングシステムでは、高画質の顕微鏡画像をすぐ簡単に取得できます。独自の光学系、直感的なユーザーインターフェース、強力なAI、一連のスマート機能で構築されたAPX100システムは、オールインワン顕微鏡の使いやすさと高画質データを同時に実現し、研究ニーズに応えます。
- 簡単な操作で効率的なイメージング
- 効率的でも妥協のない高画質
- 効率的かつ効果的なデータ管理
VS200 VS200リサーチスライドスキャナーは、脳、がん、幹細胞、創薬研究など、サンプルを大量に定量解析する必要があるアプリケーションのスピードと効率を向上させます。高解像、高品質なスライド画像をすばやく簡単に取得し、データの解析、共有、保管を容易にします。VS200システムには、明視野、蛍光、暗視野、位相差、単純な偏光の5つのイメージングモードがあります。最大210枚のスライドを一度に自動スキャンにかけられます。 - 2X~100Xまでの高解像ホールスライドイメージング
- 複数のスライドサイズや観察法に対応
- 明視野から蛍光マルチプレックスまで、簡単操作で強力なワークフロー
- 手動の明視野スキャンから、AI識別の全自動スキャンまで、ソフトウェアとハードウェアを独自に設定可能
IXplore Pro - 簡単操作
- 正確な蛍光画像貼り合わせ
- 高効率なウェルプレートスクリーニング
- 高精細な画像
- TruSightでボケのないシャープな画像を実現
IXplore Live - 細胞にやさしいイメージング
- 再現性が高く、安定した実験環境
高精度・マルチカラーライブセルイメージングシステム IXplore Spin IXplore Spinシステムに装備されたスピニングディスク共焦点ユニットは、高速の3D画像取得、広視野、タイムラプス実験における細胞の長期生存を実現します。このシステムを使用すると、深部の高解像、高コントラスト画像を取得する高速3D共焦点イメージングが可能で、厚みのあるサンプルのイメージングに適しています。スピニングディスクは、サンプル励起時の退色や光毒性の抑制にも役立ちます。 - リアルタイムコントローラー(U-RTCE)により、自動画像取得時に機器の速度と精度を向上
- TruFocus™ Zドリフト補正システムが各フレームのフォーカスを維持
- X Line™ 対物レンズにより集光が改善された精密な3D画像
- 研究の進捗に応じてIXplore SpinSR超解像システムへのアップグレードが可能
scanR scanRハイコンテントスクリーニングステーションを使用すると、生体サンプルの画像取得とデータ解析を全自動で実施できます。細胞周期、タンパク質局在化、細胞内輸送などに対応するアッセイを個別に設計可能です。モジュール式ハードウェアは、スピニングディスク共焦点、ロボットローディング、培養、TIRF、FRAPといったさまざまなシステムに対応します。 - 高速かつ精密な画像取得と解析
- イメージサイトメトリーに基づく手法によって、詳細な結果の可視化が容易
- セルフラーニングAI、動態パラメーターの測定、高速3Dデコンボリューションなどのモジュールで機能を拡張可能
CKX53 CKX53顕微鏡では、ライブセル観察、細胞のサンプリングおよびハンドリング、画像取り込み、蛍光観察などの手順が簡易化され、細胞や組織の培養ワークフローがシンプルになります。一体型の位相差システム、コンパクトで人間工学に基づいた設計、安定した性能によって、シンプルで効率的な細胞観察が可能です。ユニバーサルサンプルホルダーと拡張可能なステージは、さまざまな種類やサイズの細胞培養容器に対応します。 - 事前にセンタリングされた位相差
- インバージョンコントラスト(IVC)観察法による鮮明な3次元表示
- 3段階スライダーによる蛍光観察
- 取り外し可能なコンデンサーにより、最大で高さ190mmのマルチレイヤー組織フラスコを観察可能
顕微鏡用カメラDP75
DP75顕微鏡用デジタルカメラは明視野画像から長波長の蛍光画像まで、幅広いイメージングに対応した高性能カラーカメラです。色再現性や感度、解像度、フレームレートすべてで高い性能を実現し、より鮮明かつ高解像イメージングによって、高画質なドキュメンテーション用画像取得に貢献します。
- 高い色再現性により、接眼レンズで観察した場合と同等の色合い実現
- IRカットフィルターの挿脱により、1000nmまでの近赤外イメージングに対応
- 高感度CMOSセンサーを冷却し、ノイズの少ない鮮明な蛍光画像を取得
XM10 - 1.4-megapixel monochrome cooled CCD
- Low noise and high sensitivity
- Fast Live image speed
Digital Microscope Camera DP23
高速で簡単に取得した高品質画像を大型スクリーンで鮮明に観察が可能なDP23顕微鏡用デジタルカメラは、日常的なライフサイエンス研究や臨床研究、カンファレンス、教育現場での作業を容易にします。顕微鏡ワークフローにシームレスに取り込んで、画像の共有やストリーミングを楽に行いましょう。
- DP23-AOUネットワークソリューションによる画像共有
- 大画面でもくっきりとしたライブ画像を観察可能
- カンファレンスや教育に適した高速・高品質イメージング
DP28
色の再現性と4K解像度を提供するDP28顕微鏡用デジタルカメラは、高度な機能と広視野の画像で、カンファレンス、教育、臨床研究などでの作業をサポートします。顕微鏡ワークフローにシームレスに取り込んで、作業効率と画質を向上させましょう。
- 4K解像度
- 肉眼に匹敵する高い色再現性
- 8.9メガピクセルCMOSセンサー
ソフトウェアcellSens 直感的な操作とシームレスなワークフローを実現するcellSensソフトウェアは、ユーザーインターフェースをカスタマイズ可能なので、レイアウトを自由に変えられます。各種パッケージをご用意し、お客様特有のイメージングニーズに合わせたさまざまな機能を提供しています。Graphic Experiment Managerとウェルナビゲーター機能により、5D画像取り込みが容易になります。TruSight™ デコンボリューションで解像度の向上を実現し、カンファレンスモードを使用して画像を共有しましょう。 - TruAI™ ディープラーニングセグメンテーション解析により実験効率が向上し、ラベルフリーの核検出と細胞カウントが可能
- モジュール式のイメージングソフトウェアプラットフォーム
- 直感的なアプリケーション主導のユーザーインターフェース
- 単純なスナップショットから高度な多次元リアルタイム実験まで、豊富に取りそろえられた機能セット
NoviSight NoviSight 3D細胞解析ソフトウェアは、マイクロプレートベースの実験において、スフェロイドや3Dオブジェクトの統計データを提供します。3Dで細胞活性を定量化でき、まれな細胞事象の取得が容易になり、正確な細胞数の取得、検出感度の向上が実現します。NoviSightソフトウェアで処理可能なイメージング法は多岐にわたり、ポイントスキャン共焦点イメージング、2光子イメージング、スピニングディスク共焦点イメージング、超解像ライブセルイメージングなどがあります。 - 構造体全体から細胞内機能まで高速に3D画像識別
- 正確な統計解析
- すぐに使用できる各種デフォルトアッセイが付属しているほか、独自設計も簡単
細胞培養関連製品CM30 CM30インキュベーションモニタリングシステムによる信頼性の高い定量データを使用して、細胞培養の状態、細胞数、密度をリモートでモニタリング、解析、共有しましょう。このシステムでは、ラベルフリー観察、培養へのダメージリスク抑制、培養ワークフローの標準化が可能です。 - 細胞培養の状態と密度に関する定量データを自動収集
- PCやタブレットからリモートで培養進捗をモニタリング、解析、共有
- ラベルフリー観察用の落射偏射照明を装備
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