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MMSP

「細胞内物質の定量化」という研究が注目されはじめた時代、中でも「分光測光による物質同定化」が研究者の間で脚光を浴びるようになりました。この分光測光のために開発されたのが、反射対物レンズMO(Mirror Objective)です。このMOレンズを使った顕微分光光度計MSPは、昭和29年(1954)に発売されました。また、光学系の波長特性を測定と同時に補正するダブルビーム式顕微分光光度計DMSPも発売。いずれも生物学系、医学系の先端研究で活用されました。

この後、生物学系や医学系だけでなく、工業系の分光測光でも活躍する顕微鏡が生まれます。それが、マルチ測光顕微鏡MMSP、昭和46年(1971年)の発売です。医学系では、細胞内のDNA定量化に、工業系ではカラーテレビのストライプフィルタの分光特性評価などに使われました。後継のOSPシリーズは、BH2、IMT2を基本鏡基とするシステム。平成元年(1989年)の発売です。
現在、分光光度計、測光顕微鏡は発売していません。しかし、これまでの開発で培われた微弱光検出技術、分光特性評価技術は、最先端の血液分析機、液晶ガラス検査システム、レーザー顕微鏡などに活かされています。

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