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コロラド大学ボルダー校

コロラド大学ボルダー校

コロラド大学ボルダー校(CU Boulder)は、1876年に創立され、全国で38校しかないAAU研究型公立大学の1つとして知られています。 Tier 1(全米大学ランキング50位以内)の研究型公立大学で、5人のノーベル賞受賞者、9人のマッカーサーフェローがおり、 NASAの賞の受賞校としてはトップの大学です。

CU Boulderは、航空宇宙工学、地球環境科学、物理学、環境法など、多くの分野で先進的な大学です。 また、米国海洋大気庁(NOAA)、米国標準技術局(NIST)、国立再生可能エネルギー研究所(NREL)などの、多くの重要な連邦研究所とパートナーシップを組んでいます。

コロラド大学ボルダー校

分子細胞発生生物学部(MCDB)

分子細胞発生生物学部(MCDB)は、Evident Discovery CenterにあるLight Microscopy Core Facilityの本部となる学部です。 同学部は、先駆的な細胞生物学者であり電子顕微鏡を使用しての研究を専門にした科学者Keith Porterによって、1968年に創設されました。 MCDBは、分子生物学、細胞生物学、発生生物学を統合した最初の学部の1つです。 MCDBの研究者達は、50年以上にわたり、細胞と微生物の構造および生命プロセスの分子レベルの基礎の解明に多大な貢献をしてきました。

MCDBの研究者達による初期の発見には、以下のようなものがあります。

  • 遺伝子発現の翻訳制御
  • 鞭毛を回転させることによる細菌の運動性
  • 植物の細胞壁、密着結合、および葉緑体の微細構造
  • 有糸分裂紡錘体の構造と機能
  • シーエレガンスでの温度感受性突然変異体と母性効果突然変異体
  • 触媒RNA

今日、MCDBの教授陣と学生たちは、生命を最も基本的なレベルで理解しようとするこの追求を続けています。 一方で、がん、心臓病、糖尿病、盲目、神経執権、筋疾患、感染症、抗生物質耐性、環境破壊といった、社会が直面している差し迫った多くの生物医学的問題にも取り組んでいます。 また、MCDBは、単に発見を重ねるだけでなく、次世代の研究リーダーや生物医学の革新者、教育者、科学的な教養のある国民の育成と教育においても、その長く受け継がれてきた優れた伝統を守っています

Light Microscopy Core Facility

CU Boulderのキャンパスの心臓部に位置するLight Microscopy Core Facility(LMCF)は、2011年初頭にMCDB学部によって設立されました。 一般に開放された施設で、コロラド大学共有リソースネットワークのメンバーとなっています。 LMCFは、キャンパス内の10以上の学部および機関を代表する約100人のユーザー基盤をサポートしています。 LMCFは、CU Boulder、学界、およびバイオテクノロジー産業界に貢献しており、顕微鏡を超えたリソースとなっています。 同施設の目標は、コロラド大学ボルダー校の使命の推進に貢献し、教育、研究、学術、創造的な仕事において新たな基準を打ち立てることである。

LMCFの利用者が取り組む分野には、以下のようなものがあります。

  • 幹細胞生物学
  • 行動神経科学および分子神経科学
  • 発達段階での神経生物学
  • 有糸分裂の機構
  • プロテアソーム生合成
  • 膜輸送
  • 疾患中のDNAの損傷と修復
  • 抗菌化合物
  • 材料研究
  • 真菌生物学および藻類生物学

必要に応じて、コア体験の一環として以下のものも提供してきました。

  • 基礎から応用まで、顕微鏡に特化したトレーニング
  • 顕微鏡検査と蛍光の使用に関する幅広い知識と経験
  • 試料の前処理、実験計画、およびワークフローに関する指導
  • 画像処理と画像解析に関するアドバイス
  • トラブルシューティングと回避策に関する最新の知見
  • セミナー、ウェビナー、その他の教育コンテンツへのアクセス

施設スタッフ

James D. Orth博士、Light Microscopy Core Facilityディレクター

James D. Orth博士、Light Microscopy Core Facilityディレクター

これでまでの経歴において、 Orth博士は、最先端の顕微鏡検査を主なアプローチとして、遺伝子制御、中心体生物学、膜輸送、アクチンと細胞の移動性など、細胞生物学と分子生物学の多くの面を研究してきました。 そして、博士自身の独立した研究では、がん治療の開発に焦点を当ててきました。 抗がん剤反応では、多くの場合、細胞内での分子反応とその結果の理解に食い違いがあります。 これは、がん細胞集団内の不均一性が大きく、薬物反応に非常に大きなばらつきがあるためで、それを直接研究するのは難しいことが原因です。 Orth博士は、治療効果の理解を向上させるために、定量的で長期的な顕微鏡検査の手法を開発しました。 Orth博士の指導の下、LMCFでは、 上記のような生物学、化学、物理、工学における多くの疑問に答えるために、研究者たちが最先端の顕微鏡を応用するのを惜しみなく支援しています。

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Joe Dragavon

「Evidentとの提携により、先進的な顕微鏡検査リソースを全学で利用できるようになります。 これらの顕微鏡を通じて提供される能力は、本校の教授陣や学生のキャリアを後押しする重要な発見を可能にすると同時に、より広範な科学界の進歩にも拍車をかけるでしょう。」—コロラド大学ボルダー校のCore FacilityおよびShared Instrumentationのディレクター、Joe Dragavon博士

スポットライト
 

コロラド大学ボルダー校で、FVMPE-RS™多光子励起レーザー走査型顕微鏡を使用してイメージングした取り込んだ画像。

深度投影でのコラーゲン繊維。 マゼンタ:赤紫がより深部にある深い組織方。 コロラド大学ボルダー校で、25”x NA1.05‚Ì TruResolution対物レンズを装着したFVMPE-RS多光子励起レーザー走査型顕微鏡を使用して、第二高調波発生により取り込んだイメージングした画像。 Hannah Larson(Calve研究所)による画像。

コロラド大学ボルダー校で、FVMPE-RS™多光子励起レーザー走査型顕微鏡を使用してイメージングした取り込んだ画像。

マウスの毛包内の蛍光幹細胞。 画像は、生きた動物の細胞分裂、運動性、および深度を研究する3ŽŸŒ³D低速度撮影による静止画。 コロラド大学ボルダー校で、25”x NA1.05‚Ì TruResolution対物レンズを装着したFVMPE-RS多光子励起レーザー走査型顕微鏡を使用してイメージングした取り込んだ画像。 画像提供 Rui Yi博士と同僚による。

コロラド大学ボルダー校で、IX81倒立型顕微鏡でイメージングした取り込んだ画像。

化学療法薬タキソールによる治療で生き残ったヒトがん細胞。 青色がDNA、緑色がラミンB。 コロラド大学ボルダー校で、100”x NA1.40‚Ì UPLlan SAPOpo対物レンズを装着したIX81倒立型顕微鏡を使用してイメージング取り込んだした画像。 画像提供 James Orth博士。

コロラド大学ボルダー校で、IX81倒立型顕微鏡でイメージングした取り込んだ画像。

マウスの嗅覚器官。 コロラド大学ボルダー校で、10”x NA0.40‚Ì UPLSAPOlan Apo対物レンズを装着したIX81倒立型顕微鏡を使用してイメージングした取り込んだ広範囲貼り合わせ大面積モンタージュ画像。 画像提供 James Orth博士と地元のバイオテクノロジー企業

コロラド大学ボルダー校で、MVX10マクロズーム顕微鏡を使用して取り込んだ画像

発生中のE10.0マウス胚の側面像。 コロラド大学ボルダー校で、MVXPLAPO 1”X NA0.25対物レンズおよびDP23カメラを装着した反射光および暗視野光学でのMVX10マクロズーム顕微鏡を使用して取り込んだ画像。 画像提供 Anneke Kakebeen(Niswanderラボ)。

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CU Boulderの各種システム

FVMPE-RS多光子励起レーザー走査型顕微鏡

FVMPE-RS多光子励起レーザー走査型顕微鏡

生物サンプルの深部を高感度・高分解能でイメージングできるFVMPE-RS多光子励起顕微鏡は、生きた組織内部で細胞が機能し、相互作用する様子を明らかにします。

詳細はこちら

IX83 IXplore™ Live細胞システム

IX83 IXplore™ Live細胞システム

生理学的実験における細胞生存を強化する、IXplore Liveシステムでは、光褪色が低減し、厳しい生理条件下でサンプルを良好な状態で維持しやすくなります。

詳細はこちら

IX81倒立型顕微鏡

IX81倒立型顕微鏡

IX81 システムは、広い波長域で色収差を補正し、フラットな高透過率、高いSNRを実現することで、微弱な蛍光シグナルでも細胞を傷つけることなく効率的に検出し、多色観察に最適化します。

CM20インキュベーションモニタリングシステム

CM20インキュベーションモニタリングシステム

CM20システムは、インキュベーター内からの遠隔定量データ収集を可能にし、プログラムされた間隔でサンプルを自動的にスキャンし、細胞数をカウントし、密集度を判定します。

詳細はこちら

MVX10マクロズーム顕微鏡

MVX10

MVX10マクロズーム顕微鏡は、極めて効率的な蛍光イメージングを実現し、細胞レベルあるいは組織全体、器官、微生物における遺伝子発現やタンパク質機能の影響に関心のある研究者に柔軟性を提供します。

詳細はこちら

CKX53細胞培養顕微鏡

CKX53細胞培養顕微鏡

CKX53システムは、さまざまな細胞培養ニーズに応える安定した性能と、人間工学に基づく快適なワークフローを提供し、ライブセル観察、細胞のサンプリングと処理、画像取得、蛍光観察を迅速かつ簡単に行うことができます。

詳細はこちら

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