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特長
光退色後蛍光回復法、1分子検出、超高速3Dスタッキングなどの複雑なライブセルイメージングでは、高い時間分解能とシステムの柔軟性が求められます。U-RTCEリアルタイムコントローラー(RTC)は、システム全体のパフォーマンスを最適化する高精度タイミング制御と並列でのデバイス制御により、そのような厳しい要求を満たします。各装置間の正確な同期を実現することにより、実験の高速化と細胞活性の改善につながります。また、U-RTCEコントローラーは、ピエゾフォーカスおよび位置決め装置、レーザーコンバイナー、LED励起システムなど各種デジタルTTL/アナログ制御システムと、さまざまなカメラや画像取得装置の制御に幅広く対応しています。 |
高速で正確なタイミング制御U-RTCEリアルタイムコントローラーは独立したCPUボードを搭載。複雑な実験系でも遅延のない高速並列処理を実現します。そのため、2マイクロ秒未満という極めて高いタイミング精度に加え、高速イメージングに欠かせないアイドルタイムの最小化も実現しています。 U-RTCEシステムの高速で正確なリアルタイム制御は、特にライブセル実験において以下のような効果を発揮します。
正確な装置制御、優れた時間精度、高い繰り返し精度は、光毒性の低減、細胞活性の向上、データの再現性保証に必要不可欠です。 |
RTC制御(グレー)を使用した場合、サンプルの実効照明時間がUSB制御(青)に比べて最大で1/25に短縮されます。 | RTC制御(青)は、PC制御のみ(オレンジ)に比べて、正確かつ高速な画像取り込み(時間あたりの画像取得枚数)を実現。測定では、光源にLumen Dynamics XLED1、カメラにAndor iXON 897 EMCCD、 露出計付き対物レンズを使用し、5ミリ秒露光でカメラを最速駆動させてデータを取得しました。高速なリアルタイム実験の実行と使いやすいソフトウェアGUIの組み合わせは、ライフサイエンス分野において他にはない独自の顕微鏡システムです。 |
インテリジェント接続cellTIRF、cellFRAP、フィルターホイール、シャッターなどのハイエンドイメージングハードウェアは、RTCを介してcellSens™を使用し、接続、設定、制御を容易に行うことができます。機能拡張されたリアルタイムコントローラーは、一般的な周辺機器を高速かつ効率的に制御するための各種専用ポートを装備しています。最大23個の出力ポートでは、光源のオンオフなどのTTL同期が可能です。最大18個のアナログ出力ポートは、光源の輝度制御や正確なピエゾフォーカスのZ制御などに役立ちます。最大4つのデジタル入力ポートは、他社製品とのハンドシェイク接続や、実験事象をきっかけとするトリガー入力の待機に使用できます。 |
システム統合リアルタイムコントローラーはcellSensソフトウェアに完全に統合されています。U-RTCEコントローラーに接続したOlympus/Evident装置およびサードパーティ装置は、cellSens Graphical Experiment Manager(GEM)を使用して直接制御できます。このハードウェアと使いやすいソフトウェアGUIの組み合わせにより、複雑な実験でも設定は簡単になり、それを1回のクリックで動作させることが可能です。 | 高速なリアルタイム実験の実行と使いやすいソフトウェアGUIの組み合わせは、ライフサイエンス分野において他にはない独自の顕微鏡システムです。 |
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仕様
各機能 | 詳細仕様 |
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TTLトリガーによるカメラ制御
(例:カメラトリガー対応のカメラ制御) |
カメラトリガーポート 1ポート
接続コネクタ:BNC |
アナログ出力によるデバイス制御
(例:アナログTTL入力に対応する光源デバイスの輝度制御、ピエゾZコントローラーの制御) |
アナログポート 2ポート
接続コネクタ:SMB(Ch1)、BNC(Ch2) レンジ:0~10V(Ch1), 0~5Vもしくは-10~10V(Ch2 *出力レンジ変更可) |
デジタルTTL出力によるデバイス制御
(例:TTL制御対応の光源やシャッターのON/OFF) |
デジタルTTL出力:3ポート
接続コネクタ:BNC |
デジタルTTL入力・出力による外部機器との動作連携及び制御
(例:外部機器からのトリガー入力待機) |
デジタル TTL入力/出力 4ポート
接続コネクタ:BNC |
PC接続及びcellSensへの接続 | USB 2.0 |