オリンパスでは、お客様のお仕事に最適な顕微鏡ユニットを簡単に、スピーディーに見つけられるよう、オンラインツールを常に拡充しています。そのようなコンセプトで開発したツールが、対物レンズセレクターです。
つまり、お客様のアプリケーションやイメージング機器に最適な顕微鏡対物レンズをご案内するためのオンライン検索ツールです。ここでは、5つの簡単なステップで対物レンズセレクターを使用する方法をご紹介します。
1. アプリケーションの主要なパラメーターを決定します。
対物レンズセレクターを使用する前に、まず、アプリケーションの要求事項を検討して、対物レンズ選択における重要なパラメーターを決定します。例えば、いくつかの重要なパラメーターは以下のようなものがあります。
- NAは、解像度を必要とするアプリケーションには最優先のパラメーターです。
- 作動距離(W.D.)は、対物レンズとサンプルの間に十分な距離を必要とするアプリケーションには最優先のパラメーターです。
- 倍率は、サンプルの詳細を明確に表示するための重要なパラメーターであり、理想的な倍率はサンプルサイズによって異なります。
より詳細なガイダンスについてご興味がある方は、当社のブログ記事、「適切な顕微鏡対物レンズ選択方法:聞くべき10の質問」をご覧ください。このブログ記事では、選択肢の優先順位付けと、パラメーター確定に役立つ10の質問をリストアップしています。
対物レンズセレクターの検索画面
2. 希望するパラメーターで結果を絞り込みます。
次に、サイドバーを使って、ステップ1で決めたパラメーターを設定します。絞り込みオプションには以下のものがあります。
- 主な用途
- 倍率
- NA
- 作動距離(W.D.)
- 観察方法
- 浸液
- 対物視野数(OFN)
- 色収差補正
- カバーガラス厚
- 透過率特性
- その他条件
3. 対物レンズの仕様を確認する。
選択した結果をもとに絞り込みを行い、複数の対物レンズが表示される場合があります。仕様を並べて見るには、比較ボタンをチェックしてください。または、一度に1つの対物レンズをクリックして仕様を確認することもできます。
オリンパスの対物レンズ仕様情報には、瞳位置と透過率に関する情報が含まれています。瞳位置の情報は、ケラレのない最適な光学系を構築するのに役立ちます。
また、透過率特性を見ると、対物レンズが紫外(UV)、可視、近赤外(NIR)、赤外(IR)の範囲で使用できるかどうかが分かります。
対物レンズセレクターで対物レンズをクリックすると、瞳位置などの詳細な仕様を見ることができます。
透過率特性は対物レンズ仕様の詳細で確認できます。
4. 結果を保存して簡単に参照できるようにします。
後から仕様を見比べやすくするために、対物レンズの仕様をPDFファイルに書き出せる機能を新たに追加しました。仕様の確認やオプションの検討に便利です。
5. より詳細のご相談については、お問い合わせください。
顕微鏡対物レンズの豊富なラインアップ(Edison Award 2020にて金賞を受賞したX Line対物レンズを含む150種類以上の対物レンズをご用意しています)を見比べるのは、最初は大変かもしれませんが、私たちがいつでもお手伝いします。お困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。
アドバイス、お見積り、デモが必要な場合は、こちらからお問い合わせください。