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高演色性のLEDの開発により、高い色再現性を実現

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高演色性のLED開発

オリンパスでは装置組み込み用として光学コンポーネントを豊富に取り揃えて、ライフサイエンス研究、医療、工業などの幅広い分野にソリューションをお届けしています。

オリンパスでは、システムで重要となる照明光学系に関しても独自に研究・開発を進めており、当社のTrue Color LED (製品U-LHLEDC /U-LHLEDC100)は、従来のハロゲンランプと同等の波長特性を有する高輝度・長寿命の明るい光源になります。

ハロゲンランプと白色LEDの比較

従来のハロゲンランプは、その優れた演色性(接眼レンズやモニター上でも)により、顕微鏡の標準的な光源として長年使われてきました。一方で近年、LED技術の進歩に伴い、日常生活の多くの分野において、明るく効率の高いLED光源が従来の照明から置き換わりつつあります。ところが、光源の演色性が大きな影響を及ぼす観察環境において、波長特性が、従来のハロゲンランプとずれているという問題があり、そのため一般的な白色LEDをそのまま顕微鏡搭載することは出来ませんでした。

True Color LEDを採用したU-LHLEDC /U-LHLEDC100

オリンパスは、その課題に取り組み、LEDが有する低消費電力で長寿命と、明るく均一な照明の利点を損なう事なく、高い演色性を実現する”True Color LED(U-LHLEDC /U-LHLEDC100)を開発することに成功しました。

このLEDは、一般的な白色LEDの演色性の欠点を克服しています。そして、この波長特性の大幅な改善によって、ハロゲンランプとほぼ同等の色再現を可能にしました。

分光特性

U-LHLEDCの照明システムに採用されたTrue Color LED(黄色)、昼光フィルターを装着したハロゲンランプ(ピンク)、
一般的な白色LED(青)の分光特性。True Color LEDはハロゲンランプと同等の性能を示している。

 

この高演色性のTrue Color LEDを採用した製品が、「U-LHLEDC」 ,「U-LHLEDC100」です。これらの製品は、光学コンポーネントとして、ライフサイエンスの分野の病理学・細胞学の装置に、また、産業分野では、ラマン分光を用いた装置に多くの採用実績があります。

ある病理学の検査においては、過去のハロゲンランプでの蓄積した大量のガン細胞データとの比較を可能にしたことで、症例に関しての治験を活かすことにもつながっています。

更にTrue Color LED(U-LHLEDC /U-LHLEDC100)についてお知りになりたい方は、https://www.olympus-lifescience.com/resources/white-papers/true-color-led/をご覧ください。

また、貴社の顕微鏡設計に組み込むオリンパスの高品質な光学コンポーネントについてもっとお知りになりたい場合、www.olympus-lifescience.com/oem-componentsをご覧ください。
 

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光学エンジニア

Evidentのオプティカルコンポーネント部門に所属。入社以来、映像事業でデジタルカメラの光学系の開発・企画に携わってきました。光学知識を活かし、現在はOEM顕微鏡のマーケティング活動に取り組んでいます。北里大学で学士号取得。

2021年8月27日
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