私たちは秋のすがすがしい空気と今月のお気に入り画像に心奪われています。ケイソウやミジンコはありふれていると思われるかもしれませんが、ご紹介する顕微鏡画像には美しい姿で写っています。
ケイソウは本質的に小さなガラスのオーナメントで、それ自体が色収差を生む傾向にあります。収差は適切な対物レンズで補正できます。この見事な画像はKlaus Kempさんのケイソウアレンジメントです。ケイソウを細部まで撮影するために、@macro__cosmosさんはZスタックを使用し、三眼鏡筒ポートのダストキャップで光ポートを部分的に覆って偏斜照明で照らしました。
画像提供:@macro__cosmos。オリンパスUAPON-340 40X対物レンズを使用し、オリンパスCX23顕微鏡で撮影。
秋の気配が漂い、葉の色の変化と共にすべてカボチャに染まる季節が到来します。この画像は、カボチャの花の花粉粒を示しています。カボチャの花は自家受粉しないので、収穫品質を上げるにはハチか人の手によって受粉を助ける必要があります。でないと、パンプキンスパイスラテを楽しめなくなってしまいます!
画像提供:Johann Swanepoel氏。オリンパスBX53顕微鏡で撮影。
放散虫の画像よりスタイリッシュに見えるものはあるでしょうか。この画像にはたくさんの放散虫がいます。尖ったサンプルたちは、日本の関東地方で採取された石灰質岩から見つかりました。
画像提供:@co_micro。オリンパスBH2顕微鏡で撮影。
葉が落ちている木々もある中、ご近所のヤナギの木は長く葉を茂らせているでしょう。ほかの木に比べて、ヤナギは春先に一番早く葉を付け、秋にはしばらく葉が落ちません。この美しい画像は、ヤナギの木の枝の断面をさまざまに表しています。
画像提供:@universe.in.microns。オリンパスBH2顕微鏡で撮影。
Daphnia pulexは、ミジンコの最も一般的な種です。最も多く生息するのは日陰にある小さな水たまりの中ですが、水生生息地に広く分布しています。このペアが見つかったのはブッシーパーク(アイルランドのダブリン)の池で、フォーカススタックパノラマで100倍に拡大しています。
画像提供:Karl Gaff氏。オリンパスBX51顕微鏡で撮影。
クマムシがコケの中で見つかることをご存知ですか?Adolfo Sánchez-Blancoさんが撮影したこの短いビデオで見つけ方をご覧ください。
Adolfoさんは言います。「クマムシは、あらゆる過酷な環境に驚くほど耐えられることで知られています。クマムシは不死身だと言う人も多くいますが、ほかの動物と同じように死を免れません。ただし、環境条件が悪化するとクリプトビオシスという冬眠状態に入ります。非常に過酷な条件に耐えられるクリプトビオシスに入っているときに、不死身という評判を得ているのです。」
この方法でクマムシを見つけられたら、ぜひ私たちにご連絡ください。
ビデオ提供と説明:@dr.bio4ever。オリンパスCX31顕微鏡で撮影。
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