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リサーチスライドスキャナーVS200を研究に役立てる5つの方法

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SLIDEVIEW VS200スライドスキャナーで取得したマッソントリクロームで染色された結腸

現代の研究用途において、スライドガラス全体のデジタル化は一般的な手法となってきたと言えます。デジタルスライドを電子的に閲覧、管理、保存できることで、研究者同士が協力したり、画像解析用の定量的データを生成したり、効率性向上が大きく期待できます。そのため、スライドスキャナーの機能や性能は非常に重要となります。

オリンパスでは、ライフサイエンス分野の研究者に役立つ機能をトータルで搭載したリサーチスライドスキャナーSLIDEVIEW VS200を開発しました。ここでは、一般的な研究上の問題の解決にVS200を役立てる5つの方法をご紹介します。

リサーチスライドスキャナーVS200とローダー

リサーチスライドスキャナーVS200とローダー

1. 定量性に優れた高解像度画像を作成

研究者は、サンプルの一部だけではなく、全体を見る必要があります。低い画像解像度では、定量解析で重要な情報を見落としてしまう可能性が高くなります。

高解像度バーチャル画像を取得できるようにするため、リサーチスライドスキャナーVS200は次の機能を搭載しています。

  • 開口数、色収差補正、フラットネスの全てが向上された高性能X Line対物レンズ
  • 球面収差を抑えより均一に光を照らすため、X Line対物レンズに合わせて最適化した光路
  • 視野全域に光を均一に分散するためのフライアイレンズを備える均一蛍光照明装置
  • パープル、シアンおよびピンクの染色の正確な表示、画像化、描写を確実にする高演色LED

その結果が、マウスの脳や組織切片など、大きな標本の切れ目なく貼り合わせた画像が作成できる高解像度画像です。

 
組織切片の全体から開始し、詳細を観察するために拡大していきます。

組織切片の全体から開始し、詳細を観察するために拡大していきます。

2. 5つのイメージングモードで観察を最適化

特定の条件下でしか視認できない構造を観察するため、異なる観察手法を組み合わせる必要がある場合があります。しかし一般的にスライドスキャナーは、汎用性が全く無い、またはあっても非常に低いものがほとんどです。

リサーチスライドスキャナーVS200では、5種類のイメージングモードを1つのシステムで自由に組み合わせられるので、自分のアプリケーションに最も合った方法を見つけることができます。明視野、蛍光、暗視野、位相差および偏光を切り替えることも、あるいは異なる観察手法を組み合わせることもできます。

もう1つの利点は、浸液を使用したイメージングの自動オイル供給機です。手動モードと連続自動モードでは、オイル、シリコーンオイル、またはその他の浸液を自動で注入します。

3. より短時間で、より多くの画像をスキャン

多くの研究者にとって、スライドガラスのデジタル化は長い時間を要する、退屈な作業です。画像解析に取りかかりたいと思っても、次から次へと新たなバッチのスライドを装填しなければならないのはストレスが溜まるものです。

リサーチスライドスキャナーVS200は、より多くの画像を素早くスキャンできる革新的な方法を提供します。

  • 装填可能スライド数の増加:ローダーは、最大35枚のサンプルトレイに26×76mmのスライド210枚を装填できます。そのため、大きなバッチでスライドの読み取りが行え、より多くの時間を解析に費やすことが可能です。
  • ホットスワップ機能:実行中プロジェクトの全てのトレイのスキャンが完了する前に、別のトレイをローダーに追加することができます。
  • 多様なスライドサイズを同時にスキャン:VS200は、26×76mm、52×76mm、76×102mおよび102×127mに対応しています。RFIDチップにより、統合バーコードリーダーが自動でスライドの情報を取得および記録している間、ローダーは自動でトレイ、スライド数、スライドサイズを認識できます。
  • より素早いスキャニング:ローダー内のロボットアームが、フォーカス・スキャンユニットと連携を取りながら素早くトレイの搭載/取出しを行い、スピーディーに画像を取得します。

4. 直感的でパワフルなユーザーインターフェースで、ワークフローを効率化

複雑で扱いにくいユーザーインターフェースでは、同じ作業の煩雑な繰り返しが避けられません。忙しい毎日の貴重な時間を費やすことになります。

オリンパスは、研究者のワークフローを念頭に置いて、実行中のプロジェクトに必要な制御が行える直感的なユーザーインターフェースを備えたリサーチスライドスキャナーVS200を開発しました。クイックモードでは、最小2クリックでスキャンを開始できます。さらにカスタマイズしたスキャンを行うには、エキスパートモードに切り替えます。

画像取得設定を保存し、呼び出すことで、繰り返しのワークフローを効率化して、操作を標準化でき、さらにプロジェクトを同僚と共有して共同研究を行うことが可能です。

5. 簡単かつ安全にデジタルスライドを閲覧、共有

高解像度のデジタルスライド画像は通常、オンラインで共有するには大き過ぎるため、共同研究や遠隔解析のハードルになります。

そこで、オリンパスの無償画像ビューアーソフトOlyVIAがこのよくある問題を解決します。OlyVIAを利用すると、データベース上のVS200で取得したバーチャルスライド画像を簡単に閲覧、注釈の追加、比較、および共有できるようになります。Google ChromeやMozilla FirefoxなどのHTML5に対応した最新のインターネットブラウザと、画像用ローカルサーバーまたはシンクライアントさえあれば、OlyVIAをご利用いただけます。

デジタルスライド画像を保存する安全なサーバーが必要であれば、オリンパスのネットイメージサーバー(NIS)SQLデータベースをご活用ください。この多様な用途に使用できる画像へのアクセスと画像保存のソリューションで、安全に、かつ効率的にウェブブラウザまたはオリンパスのOlyVIAソフトで画像を共有できます。

リサーチスライドスキャナーVS200で生産性向上

これらの5つの利点により、研究者が生産性を向上し、より協同的に、脳研究やがん研究、幹細胞研究、さらには創薬の課題を解決することに貢献します。

リサーチスライドスキャナーSLIDEVIEW VS200および画像ビューアーOlyVIAの詳細については、オリンパスまでご連絡ください。

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Alec De Grand氏は、Olympus Corporation of the AmericasのScientific Solutions Groupのライフサイエンス用バーチャルスライドスキャンおよび正立顕微鏡のプロダクトマネージャーです。10年以上オリンパスに勤務し、その間、臨床製品、マーケティングイニシアチブ、イメージングコース、見本市などを運営してきました。

2019年11月25日
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