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特長
ナノメートル精度の超解像度エビデントとAbbelight社が連携することによりにより、高度で使いやすいナノスコープイメージングシステムをご提供します。Abbelight社が培ってきた単分子局在顕微鏡法(SMLM)の膨大な専門知識と、エビデントが有する光学設計における長い歴史が、この協力体制のベースとなっています。Abbelight社のSAFeシステムと当社のIXplore シリーズ顕微鏡システムを組み合わせれば、お客様の倒立顕微鏡が強力なマルチモーダルソリューションへと変わり、SMLMと全反射照明蛍光顕微鏡法(TIRFM)の両方を1つのシステムで利用できます。 お問い合わせ |
モジュール式ナノスコープソリューションSAFeシステムを、当社のカメラポート付き倒立顕微鏡に組み込むことで、使いやすく柔軟なナノスコープソリューションが実現可能でます。IXploreシステムのIX83顕微鏡は、安定したフレーム、TruFocus™ Zドリフトコンペンセーター、開放的な構造といった特徴から、ナノスコープ用途に最適です。 SAFeシステムは、FV3000共焦点レーザー走査型顕微鏡とIXplore™ SpinSR超解像顕微鏡システムと組み合わせることも可能です。共焦点、TIRFM、SMLMの顕微鏡法を1つのシステムで使用でき、イメージング能力を最大化します。 |
SMLMとは単分子局在化顕微鏡法(SMLM)では、さまざまな技法を活用して個々の蛍光分子を明滅させます。個々の明滅を処理して、単分子の3次元座標を示す精密な高解像画像(10nmまで)を生成します。SMLMを使用することで、空間的解析と時間的解析の両方をナノメートルスケールで実現するという新たな次元に到達します。 |
完全なSMLMソリューションAbbelight社が提供するこのソリューションでは、SMLMの初心者でも初めての実験で期待する結果を得られます。 準備:優れた実験は優れたサンプル調製から始まります。Abbelight社は、dSTORMと光活性化局在性顕微鏡法(PALM)用に最適化された、すぐに使用できるSMLMキットを提供しています。 イメージング:各システムはニーズに応じてカスタマイズやアップグレードが可能で、Abbelight社の直感的で使いやすいソフトウェアで操作できます。 解析:Abbelight社のNEOソフトウェアには、データを有意義な結果に変換しやすい一貫した解析ワークフローが用意されています。 サポート:実験ワークフローを通して、Abbelight社の専門担当者が各ユーザーをサポートします。また、オンラインAbelight Academyのガイド、ビデオチュートリアル、ベストプラクティスから専門知識を得ることもできます。 |
単分子局在顕微鏡法の仕組みSMLMでは、蛍光分子を確率的に活性化する能力を頼りにして空間的識別を行います。さまざまな分子が発光するのを連続画像に捉えて、集積した生データをリアルタイムで処理し、すべての単分子をナノメートル精度(10nmまで)で位置特定します。 Abblelight社のシステムは、dSTORM、PALM、PAINTといったさまざまな手法に対応し、生細胞でも固定細胞でも、一般的な蛍光色素を使用したSMLMを実施できます。 これらの手法は、蛍光色素の活性化/不活性化の方法が異なるにすぎません。SMLMに不慣れなユーザーのために、Abbelight社では専門担当者がアプリケーション固有のプロトコルを作成するお手伝いをします。
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機能
広視野で高い位置精度を実現するASTERテクノロジーSAFeシステムはすべて、Adaptable Scanning for Tunable Excitation Regions(ASTER)テクノロジーに基づく独自の励起システムを採用しています。 1 ASTERではTIRF、HiLo、EPIの各モードで均質的な照明が得られるとともに、PALM、STORM、PAINTなどのSMLM法を、150 x 150µm2の視野(FOV)で10~15nmに達する3D位置精度を実現します。 |
ASTERの模式図と得られる照明パターン | ASTER照明法は、SMLMおよびTIRFイメージングにsCMOSカメラのFOV全体を利用する新しい手法です。 ASTERでは2枚のガルバノミラーを使用して、サンプル面で照明を制御します。励起ビームが後焦点面(BFP)の位置を維持する一方で、ガルバノミラーの角回転によってサンプル面の位置に応じてBFPが同じ角度になります。 ラスタースキャンなど特定のパターンを適用すると、ASTERではすべての励起モード(EPI、HiLo、TIRF)について、最大150 × 150µm2までの調整可能なFOVで均一な励起が可能です。 |
均質な照明を用いた広視野TIRFイメージングエビデントはTIRF顕微鏡法分野のパイオニアであり、TIRF用の各種対物レンズは、TIRFイメージングで生成されるエバネッセント光を厳密に制御するように設計されています。倍率範囲は60X~150Xです。対物レンズAPON100XHOTIRFは世界最高のNA1.7* を有し、UPLAPO60XOHRとUPLAPO100XOHRは、世界で初めてNA1.5を実現するプランアポクロマート対物レンズです。* エビデントの光学レンズとAbbelight社のASTER照明法を併せて使用すれば、広い視野で均質なTIRF照明を実現できます。 *2018年11月時点。当社調べ。 | 細胞骨格スペクトリンを染色し、TIRF顕微鏡法モードでイメージングした培養海馬ニューロン。Abbelight ASTER照明法を使用して、Hamamatsu Fusion sCMOSカメラの視野全体(カメラポートよりもさらに大きいサイズ)にわたり均質なTIRFが実現しています。サンプル提供:Leterrier, NeuroCytoLab, Marseille、画像取得:Adrien Mau, ISMO, Orsay。 |
微小管(α-チューブリン抗体)CF660、ミトコンドリア(抗TOMM20)CF680、クロマチン(EdU)AF647を染色したU2OS細胞。スペクトルデミキシングを使用した同時マルチカラー2D dSTORM。 | スペクトルデミキシング:1レーザー、1緩衝液、1撮影によるマルチチャンネルイメージング3次元ナノスコープはかつてない解像度で蛍光観察分野を大きく変えましたが、SMLMのマルチチャンネルイメージングにはまだ課題が残っています。この難しさの要因としては、色収差、緩衝液の選択、単分子対応の染色液が挙げられます。 これを解決するため、Abbelight社はSMLM用のスペクトルデミキシングを導入しました。ダイクロイックキューブとレシオメトリックアルゴリズムを使用して近赤外色素を分離することで、スペクトルデミキシングはSMLMの同時マルチカラーイメージングを美しく実現します。 |
参考文献1: A. Mau, K. Friedl, C. Leterrier, N. Bourg, and S. Lévêque-Fort. Fast scanned widefield scheme provides tunable and uniform illumination for optimized SMLM on large fields of view. Nature Communication. May 21, 2020. |
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ソフトウェア
SMLMデータ解析用の高性能ソフトウェアピクセルベースの画像を生成する標準的な蛍光顕微鏡法とは異なり、SMLMでは無数の局在性と関連する不確実性を持つポイントクラウドが生成されます。Abbelight社のNEOソフトウェアは、このデータをユーザーフレンドリーなパッケージに変換することでデータ収集を単純化し、リアルタイムの画像再構成と定量的フィードバックを実行します。 またNEOソフトウェアには、位置特定された単分子の空間的・時間的分布を研究するために、SMLMデータを処理する強力なツールも用意されています。これには、DBSCAN、Voronoi、CBCなどの共局在化アルゴリズムや、単分子追跡アルゴリズムなどがあります。 |
カタログ・ビデオ・その他資料 |
コンフィギュレーション
SAFeシステムのご紹介*3種類のAbbelightシステムには同じSAFe Light照明モジュールが搭載されています。150 × 150μmの視野にわたり均質な照明を実現するASTERテクノロジーを取り入れ、EPI、HiLo、およびTIRFの励起法を使用可能です。 *ご購入可能なモデルは地域によって異なる場合があります。 |
SAFe 180
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SAFe 360
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SAFe RedSTORM
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仕様
利用可能なシステム
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組み合わせ可能な機器
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