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特長
ライフサイエンス向けモジュール式ハイコンテントスクリーニングステーションscanRモジュール式顕微鏡を基にしたイメージングプラットフォームならば、生物学的試料に対して、ディープラーニング技術を通じ、十分に自動化された画像取得やデータ解析を実施できます。 |
相互作用解析用の高性能なデータ表示scanRシステムはデータ解析と評価に優れています。その性能は、オフライン状態でもデータ収集との並行実行でも変わりません。AIとディープラーニングテクノロジーにより、ユーザーが操作しなくても細胞や核などのオブジェクトが検出されます。高性能なサイトメトリーデータ解析は、多数の細胞を解析する特定の要求に合致します。すべてのデータポイント・時間曲線と細胞ギャラリー・画像との双方向リンクがあるので、単一細胞レベルから何百万個もの細胞集団までサンプルを理解しやすく、すべてのデータポイントから元のデータまで辿れます。信頼できる定量的アッセイの設定が数分で簡単にできます。 |
ハイコンテントスクリーニング用の高速自動ワークフローscanRスクリーニングステーションは、顕微鏡ベースのセットアップが持つモジュール性および柔軟性と、ハイコンテントスクリーニングに求められる自動化、高速性、スループットを結合させています。柔軟な設計のおかげで、最新の細胞生物学、分子生物学、システム生物学、医療研究における定量イメージングおよび画像解析の要件を満たすことができます。
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TruAIを使ったオブジェクト検出と画像処理TruAI™テクノロジーの画期的な解析機能を使えば、アッセイの確立が楽になります。強力なディープラーニングテクノロジーによって光退色が低減されるほか、データ収集速度、測定感度、正確さが向上するので、細胞生存への影響を抑えながら長時間の観察が可能になります。 TruAIセグメンテーションネットワークは、アーチファクト、輝度変動、バックグラウンド信号の影響を受けず、複雑なサンプルの厳密なセグメンテーションと分類を可能にします。TruAI画像処理ネットワークは、ノイズの多い画像からのクリアな画像生成や、焦点の合わない信号の除去を行います。
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さまざまなアッセイニーズに合致scanRシステムのアッセイに基づく解析は再現性と信頼性が高く、ご使用のワークフローに簡単に組み込めます。データ収集と並行したリアルタイムの結果表示によって、幅広いアプリケーションに合わせてアッセイをカスタマイズできます。 scanRシステムは創薬アプリケーションに優れており、細胞レベルでの化合物の生化学的効果や遺伝子発現レベルでの薬剤性変化を明らかにする場合などに用いられます。このソリューションでは、アポトーシス、小核、DNA断片化(コメットアッセイ)を測定可能で、以下のようにさまざまなスクリーニングアプリケーションに対応します。
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柔軟なモジュール式ハードウェアscanRスクリーニングステーションは、顕微鏡ベースのセットアップが持つモジュール性および柔軟性と、ハイコンテントスクリーニングに求められる自動化、高速性、スループットを結合させています。標準的なアッセイやアッセイ開発に最適なモジュール設計のおかげで、scanRステーションは研究ラボアプリケーションにもマルチユーザー環境にも対応可能です。 |
スピニングディスク型共焦点超解像システム
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ロボットローディングシステム
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培養システム
| TIRFおよびFRAPシステム(cellSensソフトウェア併用)
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機能
ゲーティングと分類
| 階層的なゲーティング方法によって母集団を直感的に選択でき、ギャラリーにも表示可能です。 |
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セルフラーニング観察法セルフラーニング観察法は、ハイコンテント解析に新たな地平を切り開きます。これまで不可能だった画像セグメンテーションや分類作業から、極めて低い信号レベルの定量解析まで幅広い用途に対応し、染色手順やラベルフリー解析などを簡易化します。 |
セルフラーニング観察法を使用して、難しい明視野画像のラベルフリー解析用のAIモデルを生成するワークフロー例。Hela細胞の細胞核をトレーニングフェーズ用にGFP標識して、明視野画像の解析方法をシステムに示します。 | 用途例:信号レベルごとに細胞核を厳密にセグメント化することで、定量解析のために露光量を大幅に低減できます。 |
Related Videosトレーニング実験設計を完全にコントロールできます。 | Related Videos困難な解析条件の多くはトレーニングフェーズ中に対処できます。 | Related Videos学習されたAI解析プロトコルは、ソフトウェアのユニークなデータ探索および解析インターフェースによって詳細かつ容易に検証できます。 |
すぐに開始事前学習されたニューラルネットワークモデルが内蔵されているので、すぐにAIの使用を開始できます。事前学習されたモデルを使用すると、最も標準的な条件で核や細胞の検出を開始できます。 コンフルエント状態の細胞や密集した核でも確実に区別できます。 コントロールと検証の手段が内蔵されているので、AI解析結果の精度と堅牢性が確保されます。 |
正確なオブジェクトセグメンテーション:生データ(左)、標準しきい値セグメンテーション(中央)、TruAIインスタンスセグメンテーション(右) インスタンスセグメンテーションでは、細胞群体や組織内で互いにくっつき合った細胞や核など、区別しにくいオブジェクトが確実にセグメント化されます。 |
scanRによるデータ収集後の画像スクリーンショットの詳細。標識の検出と区別を示しています。画像提供:Dr. R. Pepperkok(EMBL Heidelberg、ドイツ) | オブジェクト検出と解析
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迅速な品質管理画像とオブジェクトは関連するデータポイントに相互にリンクされます。
選択またはゲーティングされたデータ母集団の全画像のギャラリービューを作成すると、関連情報を伴う大量の画像セットを視覚的に直接比較できます。 | 結果はヒートマップで表示されるか表にエクスポートされます。すべてのウェルの概要表示は簡単です。 |
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Related Videos | マルチレベルのデータ収集最初のプレスキャンが終わると、scanR解析ソフトウェアでは対象オブジェクトの可能性があるものすべてを識別できます。自動ワークフローでは、解析結果を使用して対象オブジェクトを選択的にスキャンし、2番目の画面に表示します。 |
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動態モジュールを使用した動態パラメーターの測定
| FUCC(CA)バイオセンサーを発現するhES細胞。画像提供:Dr. Silvia Santos(The Francis Crick Institute、ロンドン、イギリス) |
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ハイエンドイメージングとハイコンテント解析の融合
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柔軟なモジュールオプションscanRソリューションは、完全自動のハイコンテントスクリーニングシステムに求められる高速性、耐久性、信頼性を満たすだけでなく、高度に拡張可能な比類ない柔軟性と適合性を備えています。 これらによって、scanRシステムはさまざまなアプリケーションや予算に対応できます。 ご使用のシステムに以下の機能を備えたモジュールを追加しましょう。
アプリケーションに合わせたシステムのカスタマイズを問い合わせる
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ご質問や見積もり依頼はこちらから |
仕様
scanRスクリーニングシステム | ライフサイエンス用顕微鏡ベースのスクリーニングシステムプラットフォーム |
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柔軟性:アプリケーションに合わせたシステム構成が可能 | |
性能と耐久性:一体型システムとリアルタイム同期によって、オープンプラットフォームの利点とスクリーニングアプリケーションの要求を組み合わせ、高いスループットと信頼性を実現 | |
顕微鏡本体 | Evident IX83倒立顕微鏡、1台または2台 |
LED照明オプション | Lumencor SPECTRA X光エンジン、6つの独立したLEDチャンネル付き(2023年サポート対象の新バージョン) |
CoolLED pe400 max、4つの独立したLEDチャンネル付き | |
CoolLED pe300 ultra、3つの独立したLEDチャンネル付き | |
アプリケーションに最適化したバンドパスフィルター | |
LEDまたはハロゲンランプ | |
透過光照明オプション | 透過、位相差、DICオプション |
蛍光透過と高速透過シャッターの組み合わせ(PriorのHF202HTとProscan IIIコントローラー) | |
CSUシステム内レーザー同期用のハードウェア制御 | National Instruments USB-6343(デジタル(8チャンネル)およびアナログ(4チャンネル)の両出力)の制御 |
カメラオプション | Hamamatsu ORCA-Flash 4.0 V3、高感度冷却式sCMOSカメラ、18.8 mm(0.74インチ)の大型センサーチップ付き |
Hamamatsu ORCA-Flash 4.0 LT、実用的sCMOSカメラ、18.8 mm(0.74インチ)の大型センサーチップ付き | |
Hamamatsu ORCA-Fusion、sCMOSカメラ、21.2 mm(0.83インチ)の大型センサーチップ付き | |
Hamamatsu ORCA-Fusion BT、超低ノイズsCMOSカメラ、21.2 mm(0.83インチ)の大型センサーチップ付き | |
対物レンズオプション(X Line対物レンズ対応) | 薄い(0.1 mm~0.2 mm [0.004インチ~0.008インチ])基質、カバースリップ、ガラスボトムプレート用の対物レンズ(2X、4X、10X、20X、40X、60X、100X) |
厚い(約1 mm [0.04インチ])基質、プラスチックボトムプレート、スライド用の対物レンズ(2X、4X、10X、20X、40X、60X、100X) | |
薄い(0.1 mm~0.2 mm [0.004インチ~0.008インチ])基質、カバースリップ、ガラスボトムプレート用の位相差観察対物レンズ(10X、20X、40X) | |
厚い(約1 mm [0.04インチ])基質、カバースリップ、ガラスボトムプレート用の位相差観察対物レンズ(10X、20X、40X) | |
フィルターセット | シングルバンドフィルターセット(要求に応じた仕様) |
マルチバンドフィルターセット(要求に応じた仕様) | |
scanRシステムソフトウェア | 2つの独立したソフトウェアモジュール:scanRデータ収集ソフトウェアとscanR解析ソフトウェア。 |
データ収集と並行した解析実行可能 | |
ソフトウェアモジュールは同一ワークステーションにインストールすることも、異なるワークステーションにインストールすることも可能(64ビット版Windows 10または11) | |
scanRデータ収集ソフトウェア | ワークフローに沿った構成とユーザーインターフェース |
高性能なソフトウェアオートフォーカス方式。オプションのIRレーザーハードウェアオートフォーカス機能、2段階の粗動 / 微動オートフォーカス、オブジェクトベースのオートフォーカス、画像ベースのオートフォーカス | |
事前指定形式(スライド、マルチウェルプレート)と、カスタマイズ形式(スポットしたアレイ)を作成および編集するための編集インターフェースを備えたプレートマネージャー | |
ケラレを補正し、空間輝度の均一性を最適にするためのケラレ補正 | |
タイムラプススクリーニング、Zスタックスクリーニング、マルチカラースクリーニング(無制限のデータ収集チャンネル数) | |
自動サンプル調製ラインへの組み込みに対応(例えば液体処理用のスクリプト可能インターフェース) | |
scanR解析ソフトウェア | データ収集と並行して実行可能 |
従来アプリケーション向けアッセイテンプレート(カウント、細胞周期、単一および二重マーカー発現、転座、スポット検出) | |
アッセイビルダーを使った独自アッセイの設計 | |
画像処理、オブジェクトおよび被写体検出、パラメーターの抽出、計算 | |
サイトメトリーデータの抽出、解析、ゲーティング、分類 | |
細胞集団解析を含む高性能で柔軟なゲーティング概念 | |
データポイント、オブジェクト、および画像の間の直接リンク | |
コンピューター | イメージングコンピューター(最新世代PC)、64ビット版Windows 10または11、高速AI画像処理用NVIDIA GPU |
その他のオプション | scanR AIディープラーニングソリューション:AIに基づく細胞セグメンテーションを学習および適用 |
タイムラプス動態解析モジュール:細胞動態に基づく細胞トラッキングおよびサイトメトリー分類の独自手法 | |
3Dデコンボリューションモジュール(GPUアクセラレーション対応) | |
高速イメージング用の高速照射フィルターホイール(PriorのHF110またはHF108とProscanIIIコントローラー) | |
1台または2台のカメラにYokogawa CSU-W1を内蔵した共焦点オプション(同時データ収集) | |
培養システム | |
プレートローディングロボット:1スキャンで最大40プレート | |
エンコーダー機能付き変倍装置IX3-CAS | |
追加のscanR解析ワークステーション | |
scanR解析ビューアー | |
scanR解析ソフトウェアの2つ目のライセンス | |
2イン1システム設定 | イメージングシステムの完全な多用途性を得るためにcellSensライブセルイメージングソフトウェアとの併用可能 |