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リアルタイムで
サンプルの動きに追従

FLUOVIEWシステム用の自動電動ステージトラッキングソフトウェアは、
簡単な操作で、タイムラプス画像取得中にXYステージの中心位置から対象物を検出し、
対象物を視野の中心付近に保つようにステージを移動させます。

Automated Motorized Stage Tracking

これまで動きまわるサンプルを視野内に収めてタイムラプスイメージングすることは困難でした。本ソフトウェアはサンプルの見たい位置を画像から検出し、その位置が画像の中心にくるよう電動ステージを移動させることで、サンプルをリアルタイムに追従しながら撮影を行います。本ソフトウェアにより、常に観察したいものが画像の視野中心付近にいる状態でのXYT/XYZT*タイムラプスイメージングが可能となります。検出の方式には透過画像、蛍光画像のどちらも適用可能です。

*本ソフトウェアでは水平方向(XY座標)のみ自動調整します。

Automated Motorized Stage Tracking

標本作製、画像の取得・提供にご協力賜りました先生:
武石 明佳先生(理研白眉研究チームリーダー)、多感覚統合神経回路理研白眉研究チーム

  • 標本条件:GCaMP3及びdsRedで標識されたC.elegans
    • 緑:myo-3p::GCaMP3(筋肉細胞にGCaMP3)
    • 赤:unc-119p::dsRed(トランスジェニックのマーカー、coelomocyteと呼ばれる細胞にdsRed)
  • 撮影条件:UPLXAPO4X with 1.8x zoom、Resonant one-way、512x512、15fps
  • 検出条件:dsRed(赤)の蛍光輝度/サイズをベースに自動検出

Trajectory Information

Trajectory Information

撮影終了時に、画像データと共に、撮影時間とステージのXY座標のログデータが軌跡情報としてcsvファイルで出力されます。これをExcel等の表計算ソフトウェアでグラフ化することにより行動解析にも応用が可能です。追跡にはAutoモードに加えてManualモードが選択可能です。Manualモードでは、短時間撮影で検出の難しいサンプルでも画像上でクリックした位置を追従可能で、Autoモードと同様に簡単に画像データと軌跡情報の出力が可能です。

武石 明佳先生

「素早く動く線虫を自動で追跡しながら、神経細胞の多色蛍光画像を取得できる追跡ソフトウェアを切望していました。このソフトウェアは長時間、安定して線虫を追跡しながら、解像度の高い共焦点顕微鏡での画像取得を可能としてくれます。線虫の行動と神経活動の詳細を容易に同時観察することができ、私たちの研究を強力に推進するソフトウェアです。」

武石 明佳先生
多感覚統合神経回路理研白眉研究チーム
理研白眉研究チームリーダー

対応する顕微鏡システム

FV4000

共焦点レーザー走査型顕微鏡

FV4000

  • 革新的なダイナミックレンジで個体/組織レベルから細胞内微小構造のレベルまでマルチスケールのイメージング
  • TruSpectral分光検出器による、最大6CHのマルチプレックスイメージング
  • 固定細胞/生細胞のイメージングのために改良された高速・高解像スキャナー
  • より深部まで、高感度でイメージングが可能な先駆的NIR蛍光イメージング
  • SilVIRディテクター™により信頼性が高く、再現性が高い画像データを安心して取得
  • 405nmから785nmにわたり業界最大*の最大10本のレーザーを搭載可能

*2023年10月時点、当社調べによる。
 




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